巻き爪って病気?
よく質問されたり、お客様側で思い込まれていることもおおいのですが、「巻き爪」という病気はありません。
これは髪の毛で例えると「天然パーマ」です。
なので「治る」ということはありません。
また、別の場所で巻き爪の矯正などの対応を行った経験がある方が「前のところで完治したといわれたけどまた再発した。」とお話を伺うことがあります。
これは「完治」という言葉を使う矯正院などが、巻き爪を理解していないことから起こった混乱となります。
それから以前のブログにも記載しましたが、一般的にいう「靴のサイズ・歩き方」などが原因で巻き爪になるわけではありません。
あくまでも巻き爪をもっている方の爪が本来の形になるきっかけ、痛みが出るきっかけにすぎません。
巻き爪は特異的なことがない限り、遺伝性による起因となります。
ご両親・ご先祖様などのことを確認すると巻き爪だったということがわかったりします。
巻き爪にも軽度・中度・重度・超重度の状態があります。
ご来院されるお客様の多くが「自分は痛みがないから軽度」「たまたま爪の切り方が悪かったから痛くなったので軽度」だと思われてきます。
実際はほとんどの方が「重度初期~末期」または「超重度」になっています。
実例で申し上げると以下の写真で重度になります。
おそらく皆さんはまだ軽度・中度と判断されると思いますが、この状態はあまりいい状態ではありません。
巻き爪は、本人にとっては痛みの有無が重要だと思います。
しかし、巻き爪は巻き爪になって起こる二次災害を防ぐことが大事で、痛みの有無は巻き爪にとってそんなに重要ではありません。
ほとんどの方が痛みが取れたからもう大丈夫と思われます。
巻き爪は、爪を本当の意味で正常に戻すことが大切なのです。
正常に戻すうえで一番重要なのは、爪の間を清潔にし、爪自体の色を正常な色合いで保つこととなります。
カノンでは痛みをとることは難しいことではありません。
カノンではその後の爪の状態をもとにできるだけ戻すことを重要視しております。
このことを軽視すると、最終的に爪の水虫といわれる「白癬(はくせん)」にたどり着き、爪を根元までぼろぼろにします。
ちなみに白癬は下記のような爪の状態を言います。
(注意:わかりやすくかなりひどい状態の画像にしています。)
ただ白癬というのはかなり不思議なもので、お医者さんで培養検査をしても白癬菌が出ない場合が多いのです。
また白癬菌は外からつくのではなく、体の内側から現れます。
また似たように見える乾癬という状態もあります。
真上からの写真なのでわかりつらいですが、それぞれ巻き爪になっている方の写真です。
また爪が肥厚する方もいます。
このように巻き爪は放置することでひどい状態になります。
原因は巻いたことで溜まる爪のアカで、アカのもとは汗です。
そして根元まで白癬で蝕まれると、今度はすねやふくらはぎの筋肉まで菌が入り炎症を起こします。
しかしながらお医者さんは筋肉が痛くなった時には巻き爪が原因とは言いません。
筋肉に菌が入ったからとしか言わないのです。
詳しいことは無料のカウンセリングでご説明するのでお気軽にご相談ください。