あなたの爪は大丈夫ですか?
爪はその硬さから、カルシウムか何かでできていると思う方が多いのですが、ケラチンというタンパク質でできた皮膚の一部です。そう考えると、様々な形の巻き爪があることも理解できるのではないでしょうか。
医学的に正しい解釈ではないかも知れませんが、鉛筆を持ち続けてできるペンだこのように皮膚は色んな形に変化しやすく、ちょっとしたきっかけや習慣で「巻き爪」になってしまいます。
つまり、誰でも巻き爪になるリスクがあるのです。今痛みを感じていなくても、悪化する前に矯正を行うことが大切です。
陥入爪(かんにゅうそう)
爪の両端が指の肉に食い込んだ状態を陥入爪(かんにゅうそう)と言います。症状が軽いときは気がつかない人もいますが、放置して重症化すると、爪の食い込んだ箇所が痛み、炎症を起こします。
巻き爪が重症化して良いことはひとつもありません。巻き爪という原因が除去されない限り、炎症は続き、そこから雑菌が入ると化膿し、より重篤な症状となります。
弯曲爪(わんきょくそう)
陥入爪が肉に食い込むイメージなのに対して、爪が丸まろうとする状態になる巻き爪を弯曲爪と呼びます。爪の両端の丸まりだけではなく、爪先に向かう縦方向に丸まることもあり、さらに重症化するとカタツムリのように丸まってしまう人もいます。痛みを伴いますが、外観の異様さのわりに個人差が激しく、痛みやその他の症状がでない人もいます。ただし、放置していて治ることはありません。
巻き爪の再発について
巻き爪は残念ながら放置すれば再発します。
あくまで「傾向」ですが、「B/Sスパンゲ」矯正板により矯正した爪は
巻き爪が再発した場合、同じく矯正版による効果が出やすいです。
一番良いのは継続的に矯正をすることです。
自分でできる予防法
せっかく巻き爪・陥入爪を矯正しても、また再発してしまったら意味がありません。一時的に痛みを和らげるためではなく、生活の支障をなくすことが大切です。
巻き爪になってしまった原因が分かるのであれば、原因を取り除くことが一番の再発防止策ですが、矯正後は正しい予防法を行うことで、再発のリスクを下げることができます。
当院でも矯正後のアフターケアをしっかりと行っていますので、安心してご来店ください。
爪の切り方を調整する
爪の切り方で再発リスクを下げることができます。爪の両端を切りすぎると、そこから丸まりやすくなるので、ほどよい長さにとどめておくと良いでしょう。「スクエアオフ」と呼ばれる、四角い爪にするのがお奨めです。爪のベストな切り方については、当院でご説明いたします。