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免疫力って何?|巻き爪カノンからの耳より情報

免疫力は病原体の動きを監視

免疫力が高いと病気にかかりにくくなると言われています。免疫とは、体内に侵入した細菌やウィルスを撃退したり、ガン細胞が増殖したりしないよう守る仕組みをいいます。
この免疫細胞には、ウィルスに感染した細胞を殺すT細胞やガン細胞を退治するナチュラルキラー(NK)細胞などいろんな種類があります。これらが血液に乗って体内を巡りながら病原体の動きをパトロールします。

東京医科歯科大学廣川名誉教授は免疫力の判定方法を開発しました。血液などからおよその「免疫年齢」がわかるそうです。
免疫細胞の働きは年を取るにつれて衰えます。しかし、廣川名誉教授のこれまでの研究で、80才以上まで長生きした人は中年並みの免疫力を保っていたといいます。

免疫力の維持

免疫力の維持には、バランスの良い食事や適度な運動、規則正しい生活習慣などは当たり前です。それだけではなく腸内環境も大きく関係することが最近の研究で分かってきました。
東京大学の一戸猛志準教授はマウスを使った実験で、腸内細菌が大幅に減るとインフルエンザウィルスに感染しやすくなることを突き止めました。廣川名誉教授は「最も影響が大きいのはストレス」だといいます。

人間の体はストレスを受けると、ある種のホルモンを出してこれに耐えようとします。ところが、このホルモンは免疫の働きを低下させます。おもしろいことに健康に良いことでも、ストレスをためると逆効果になってしまいます。

フィンランドにおける調査

ここにフィンランドにおける調査があります。
血圧やコレステロール値が高かった40代の男性約1200人を半分に分け、1974年から15年間にわたり追跡しました。片方は最初の5年間はまじめに健康管理し、たばこや飲酒、塩分、糖分の摂取を控え、定期的に健康診断を受けました。もう一方は何もしないまま過ごしました。

まじめに健康管理したグループの方は血圧やコレステロール値は改善したものの、なぜか15年間の死亡者総数では多かったのです。つまり「健康的とはいえ、窮屈な生活がストレスとなり、免疫力を下げた可能性が大きい」と考えられます。

笑ってうまく発散

順天堂大学の奥村名誉教授はいます。「体を少し動かす程度でも免疫力は活性化される。ちんたらと感じるぐらいのお手軽な運動でも十分。」実は、過激なトレーニングをするアスリートたちは風邪をひきやすいといいます。激しい運動は体にとってストレスになるからだと考えられています。

てっとり早いのが笑うことだといいます。アメリカの研究では喜劇を見て声を出して笑うと免疫力が高まったという発表もあります。
詳しい仕組みは不明ですが、日々笑うのがストレスの解消になればこんなに安いものはありません。責任感が強く自分自身を追い込むまじめ型人間は長生きできない傾向にあるそうです。
免疫力を保つには、脳天気で少しずぶといくらいがよさそうです。
(平成25年2月17日 日本経済新聞より)

ひとくちガイド

《インターネット》
◆免疫力判定方法の詳細や受けられる医療機関を探すには廣川名誉教授が設立した健康ライフサイエンス(東京・千代田区)のホームページ(http://www.h-ls.jp/)
《書籍》
◆免疫と健康についてもっと知るなら
「免疫力アップがすべてのポイント!“健康常識”はウソだらけ」(奥村康著、ワック)