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おそろしい病気それが脳卒中|巻き爪カノンからの耳より情報

がん、心臓病に続いて日本人の死亡原因で3番目に多いのが脳卒中です。
死亡したり、一命を取り留めても寝たきりになるなど重い障害が残る恐ろしい病気です。
年間の死者は約13万人、国内の患者は137万人といわれています。
国立循環器病研究所センターの峰松一夫先生は「脳卒中は、世界では6人に1人、日本では5人に1人が一生に一度はなる。」といいます。
命が助かっても「半身まひ」などの大きな障害が残り、本人だけでなく家族の負担が大きいのが実態です。


脳卒中の初期症状

脳の血管に起こる障害を総称して「脳卒中」と呼びます。
これは大きく次の3つの病気に分けられます。

脳梗塞脳の血管が詰まる病気です
くも膜下出血血管のこぶが破裂し、脳の表面に出血する。突然の激しい頭痛が特徴です
脳出血脳の動脈が破れて出血し、血のかたまりが脳の組織を圧迫します
上記のうち脳梗塞が約6割を占めています。
脳出血などに比べて死亡率は低いものの、後遺症を残すことが多く、回復しても介護を必要とするケースが多い病気です。
脳梗塞は夏に一番多く、脳出血は冬に多いと言われています(日本脳卒中学会)。

脳卒中を早く見つけるポイント

脳卒中の初期症状のサインは、次のようなケースです。(厚生労働省のホームページなどから)
  • からだの片側がしびれる
  • 足がもつれて歩けない
  • ろれつが回らない
  • 人の言うことが一時的に理解できない
  • ものが二重に見える
  • 片目が見えない
  • 食べ物が一時的に飲み込めない
  • 激しい頭痛がおこる
脳梗塞の約3割は、本格的な発作を起す前に「一過性脳虚血発作」(TIA)と呼ばれる前触れ発作を経験すると言われています。
これは、数分〜30分で消えてしまいます。
そのため放つておく人が多いのですが、このTIAを起すと、その後、脳梗塞を発症する危険性が高くなります。
脳梗塞を予防するには、この前触れ発作を見逃さないことがポイントです。
TIAの段階で検査を受け治療すれば、脳梗塞を未然に防ぐことが可能です。(平成22年10月29日の朝日新聞)。

高血圧、糖尿病が主な要因

高血圧の状態が長く続くと動脈硬化が進み、脳卒中や心筋梗塞になりやすい。
高血圧の早目の治療は、脳卒中などのリスクを減らすことが出来る大きなポイントです。
滋賀医科大学の上島弘嗣教授はこう警告します。「長年の診察経験から高血圧はまず最低血圧の異常から表れ始める。最低血圧がまず上がり、そして、いずれ最高血圧も上がってきます。」肥満解消、塩分の摂取制限など生活改善でも十分に血圧が下がらない場合は投薬治療になります。
数十万人を対象にした疫学調査では、投薬によって最高血圧を10下げると 、投薬治療をしない場合に比べて脳卒中の発症リスクが30%〜40%減ると言われています。(平成23年7月1日の日経新聞)

脳梗塞は時間との闘い

脳梗塞で血流が途絶えると、脳細胞は酸欠状態となって死んでいきます。
これを食い止めるには、早く検査し、治療を開始することが大事です。
目安は「発症後3時間以内」です。短時間で血流を回復すれば機能が戻る可能性が高いからです。脳梗塞になったら、一刻も早く救急車を呼び、できるだけ早く治療を受けることが大切です。脳梗塞はまさに時間との勝負なのです。
また、東海大の研究チームが脳梗塞の発症初期に、白血病治療に使われている血液や血管になる幹細胞を増やす薬(顆粒球コロニー刺激因子)を投与することで、発症後の後遺症を大幅に軽減することに成功したと報道されています。(平成23年5月28日の朝日新聞)
新たな治療法として有望視されています。
ちなみに10月29日は「世界脳卒中デー」です。

脳卒中の常識が変わった!

脳卒中が起きたらできるだけ早くリハビリを始める必要があります。
発症から6ヶ月以内をリハビリによる「機能回復のボーナス期間」と言われています。
この時期に十分なリハビリを受けられないと、機能の回復が思うように進まなくなります。
しかし、あきらえていたマヒが改善するという「新療法」が今注目されています。
それが23年9月初旬にNHKテレビで放映された鹿児島大学病院霧島リハビリテーションセンターの川平和美教授が考案された「川平法」と呼ばれるリハビリ技術です。
脳卒中の世界にも日々新しい技術が展開されています。